FinTech news

FinTech、とくに資産運用系のスタートアップサービスを中心に紹介します。

画像認識ベンチャーがAI(深層学習)を用いたトレーディングのためのサービスを提供

Techcrunchの記事。Deep Learningを用いた画像認識サービスLabellioをローンチしたばかりのスタートアップAlpacaDBが、同じくAIを用いたトレーディングプラットフォームを提供開始するそうです。

jp.techcrunch.com

どのようにAIを使うか詳しくは記事にありませんが、先物やFXのチャートをインプットとして入力し、「こういうチャートの形になった時は買う/売る」というパターンをニューラルネットワークに学習させ、売り買いのシグナルを自動生成するシステムのようです。競合するサービスとして、当ブログでも過去に紹介したQuantopianが挙げられていました。

fintech.hatenablog.jp

 

今回の記事には、画像認識サービスLabellioが「用途がよく分からない」と不発に終わりピボットを決めた経緯が書かれています。今回のプロダクトも、AIのテクノロジーを使いやすくユーザに提供するという意義はあるものの、使う側のハードルが高い(そもそも学習させるルール=チャートで勝てるルールを持っていなければ、勝てるシステムにはならない)ので、なかなか広く使われるサービスとなるのは難しいのではないでしょうか。