米国FinTechにおける4つの不快な事実-起業するなら欧州で?
FinTechについての日経電子版の記事。日経でのFinTechの扱いもぐっと増えてきました。
「5つの誤解」を見出しだけ出すと以下のようになっています。
どれも「?」で、誤解してる人なんていなくてこの逆の事実が普通にトレンドとして認識されているんじゃ...と思いますが。
元記事は米メディアVentureBeatのものと書いてあります。元記事を探しに行ったら見つからず、代わりに似た構成の別内容の記事が見つかりましたのでご紹介。タイトルは"4 nasty truths about U.S. fintech" 訳は「米国Fintechにおける4つの不快な事実」でしょうか。
著者は国際送金サービスFinTech企業Regaliiの共同創業者、Edrizio De La Cruz氏。自身がRegaliiを立ち上げた際の苦労話をまとめてくれています。4つの不快な事実とは:
- 48種類の免許を取得する必要がある
- 立ち上げだけで$2m(=2億4千万円)かかる
- 「送金」業務について当局による明確な定義がない
- 罰金によって会社がつぶされることがある
これらは米国でFinTechビジネスを立ち上げる際の障害となっており、ヨーロッパではこういう障害がない。ヨーロッパは実はFinTechに対する金融規制が寛容であり、先進的なFinTechサービスは欧州で生まれつつある。米国も変わる必要があるんじゃないの?と締めくくっています。
冒頭の日経の記事とはまた異なる視点の記事でした。米国と欧州も当局が競い合って、金融分野におけるイノベーションを促進するようになると面白いですね。